安住 2006 6 1

 以下の「ソ連 USSR 2004 4 16」という文章は、
単に、歴史を振り返って書いたわけではありません。
これは、現代の中東の産油国のことを暗示しているのです。
 原油高によって、産油国は、多額の資金を得たと思います。
その資金は、改革のための資金だと思うべきです。
 中東の人々は、信仰心が篤い(あつい)と聞きます。
そうであるならば、そうした多額の資金は、
政治改革、経済改革、社会改革のために、
中東の神によって与えられたものだと考えるべきです。
 歴史を振り返れば、イスラム社会が世界の中心だった時代があるのです。
イスラム文明が、世界最高水準だった時代があるのです。
「安住」
向上心をなくして、その状態に満足してしまうこと。

ソ連 USSR 2004 4 16
 ソ連にとって、アフガニスタン侵攻の失敗は、
結果的には、致命傷となりました。
 さて、ここで、歴史的な背景を点検しましょう。
ソ連は、石油危機による石油価格の高騰によって、
多額の外貨を獲得することになりました。
 しかし、これが、ソ連の「命取り」になるのです。
石油や天然ガスの輸出によって、
安易に、外貨を獲得できることに安住してしまったのです。
 当時、ソ連のライバルであった資本主義国は、どうだったのか。
資本主義国は、「技術革新」と「経済改革」に努力していたのです。
 一方のソ連は、石油などで外貨を獲得しつつ、
それに安住して、「経済改革」が遅れてしまい、
結果的には、経済の「軍事産業」への依存度は高いものとなってしまいました。
これが、ソ連崩壊につながるのです。
「安住」
向上心をなくして、その状態に満足してしまうこと。

































トップページへ戻る

過去の記事 あ〜こ へ戻る